Square 商品データとレシートローラー商品データのマッピング
Square
商品
カタログ
Catalog API
POS連携
データマッピング
Square Catalog に登録された商品は、レシートローラー連携後、レシートローラーの商品マスタ(ProductDto) に自動的に変換されて取り込まれます。本記事では、フィールド単位の対応関係と、Square 固有のクセをまとめます。
Square Catalog の構造
Square Catalog では商品が以下の 3 階層で表現されます。レシートローラーは ITEM を 1 つの商品としてマッピングし、最初の ITEM_VARIATION から SKU と価格を取得します。
- ITEM — 商品本体(商品名、説明、カテゴリ)
- ITEM_VARIATION — サイズ・色違いなどの個別商品(SKU、価格)
- CATEGORY — 分類(カテゴリ名)
フィールド対応表
| Square Catalog | レシートローラー(ProductDto) |
備考 |
|---|---|---|
ITEM id | SquareCatalogObjectId | Square 側の商品 ID。再同期時の照合キー。 |
ITEM item_data.name | ProductName | 商品名。 |
ITEM item_data.description | Description | 商品説明。 |
CATEGORY category_data.name | Category | ITEM の category_id から名前を解決して保存。 |
最初の ITEM_VARIATION id | SquareVariationId | Variation の ID。1 商品 = 1 Variation 前提で保存。 |
最初の ITEM_VARIATION item_variation_data.sku | SKU | 在庫管理単位。 |
最初の ITEM_VARIATION price_money.amount | BasePrice | 通貨が JPY ならそのまま、それ以外は 100 で割って小数に変換(Square は最小通貨単位で保存)。 |
固定値・規定値
TaxRate= 0.10(日本標準の 10%)が一律で設定されます。商品ごとの個別税率は現バージョンでは取り込まれません。Status= "Active"。Square 側で削除された商品(is_deleted = true)は同期対象外。
取り込まれない項目
Square Catalog の以下のフィールドは、現バージョンでは RR 側に取り込まれません。
- 2 つ目以降の ITEM_VARIATION — Square のサイズ違い・色違いは、RR 側のバリエーション機能(
HasVariants/Variants)にはまだマッピングされていません。最初の 1 件のみが SKU・価格として使われます。 - 商品画像(
image_ids) — Square 画像 API の取得は別フローのため、現状は同期対象外。 - 変調項目(
modifier_list_info) — トッピング・オプションなどの追加項目は未対応。 - 原価情報 — Square にも標準フィールドが無いため、
BaseCostPriceは 0 のまま。RR 側で別途登録してください。 - RR 固有フィールド(
JanCode/Brand/Supplier/ModelNumberなど)— Square には対応概念がないため、再同期で上書きされません。RR 側で手動登録した内容は保持されます。
同期のタイミング
- Square → RR(商品マスタ取り込み):商品管理画面の「Square から同期」ボタンで手動実行。Square Catalog API(
ListCatalog)から ITEM と CATEGORY を一括取得し、SquareCatalogObjectIdで照合して新規追加・更新します。 - 再同期時の挙動:既存商品(同じ
SquareCatalogObjectId)はProductName/Description/SKU/Category/BasePrice/SquareVariationIdが上書きされます。RR 側で追加したJanCode/Brand/BaseCostPriceなどは保持されます。 - RR → Square:現バージョンでは未対応。RR 側で登録した商品は Square Catalog には自動反映されません。
マッチングと新規登録
Square Catalog から商品が取り込まれる際、既存商品との照合は SquareCatalogObjectId の完全一致のみで行われます。一致しなければ新規商品として PIM に追加されます。
商品名やカテゴリでの自動マージは行いません(同名でも別商品の可能性があるため)。重複を統合したい場合は商品管理画面から手動で行ってください。
注意点
- Square 側で商品を物理削除すると、その商品の
SquareCatalogObjectIdによる照合が効かなくなります。再追加時は別商品として登録されます。Square では削除より「非アクティブ化」を推奨します。 - Square のサイズ違い・色違い(複数 Variation)を使っている場合は、最初の Variation だけが取り込まれます。サイズごとに別商品として登録したい場合は、Square 側でも別 ITEM として登録してください。
- 通貨が JPY 以外の場合は自動で換算されます(最小通貨単位 ÷ 100)。複数通貨を混在させる運用は推奨されません。
- RR 側で
BaseCostPrice(原価)を登録すると、売上分析の利益計算に反映されます。Square には原価フィールドが無いため、RR 側で必ず別途入力してください。
関連ガイド
- ProductDto リファレンス(開発者向け)— 正規モデルの全フィールド仕様
- Square 取引データのマッピング
- Square 顧客データのマッピング
- Square の POS 連携設定
公開日: 2026-05-29
更新日: 2026-05-29
関連記事
-
SquareのPOS連携設定SquareのPOSをレシートローラーと連携する手順を説明します。OAuth認証で簡単に接続でき、会計データがリアルタイムで同期されます。
-
Square連携による従業員同期Square POSで登録済みのチームメンバーをレシートローラーの従業員として一括同期する方法を説明します。二重登録の手間を省けます。
-
Square スタッフデータとレシートローラースタッフデータのマッピングSquare Team Member がレシートローラーのスタッフデータ(StaffDto)にどう関連付けられるかを説明します。手動リンクの運用方法、取引データの担当者解決ロジック、Team Member API の主要フィールドまでまとめています。
-
スマレジ・Square との会員情報双方向同期レシートローラーの会員情報は、連携している POS(スマレジ・Square など)と双方向で同期されます。本記事では、双方向同期の仕組み、同期される項目、同期のタイミング、競合時の優先順位、対応 POS、設定方法、トラブルシューティングをご案内します。
-
POSとの連携レシートローラーと連携できるPOSシステムの概要と、接続方法を説明します。Square・スマレジに対応しています。