Square 顧客データとレシートローラー顧客データのマッピング
Square
顧客
Customer Directory
POS連携
データマッピング
Square Customer Directory に登録された顧客は、レシートローラー連携後、レシートローラーの顧客データ(CrmCustomerDto) に自動的に変換されて取り込まれます。本記事では、フィールド単位の対応関係と、Square 固有のクセをまとめます。
会員情報の双方向同期そのものの仕組み(タイミング・競合時の優先順位・トラブルシューティング)は スマレジ・Square との会員情報双方向同期 をご覧ください。本記事はあくまでも「どのフィールドが対応するか」に焦点を当てた技術ドキュメントです。
フィールド対応表
| Square Customer Directory | レシートローラー(CrmCustomerDto) |
備考 |
|---|---|---|
id | — (PosCustomerLink に保持) | Square 内部 ID。RR 側では Customer ではなく、リンクテーブル PosCustomerLinkEntity の vendorIdentifier に保存。 |
reference_id | MembershipCode | 店舗運営者がフリーに使える ID。RR の会員番号として直接採用。未設定の場合は RR 側で自動発番。 |
family_name | LastName | そのまま転記。 |
given_name | FirstName | そのまま転記。 |
email_address | Email | 小文字化・前後空白除去で正規化。 |
phone_number | Phone | E.164 形式に正規化(Square はそもそも E.164 で保存されているため、多くの場合変換不要)。 |
birthday | DateOfBirth | Square は YYYY-MM-DD 形式。RR では UTC 日時として保存。 |
address.postal_code | PostalCode | ハイフンは保持されたまま。 |
address.administrative_district_level_1 | Prefecture | 都道府県。 |
address.locality | City | 市区町村。 |
address.address_line_1 | Address1 | 町名・番地。 |
address.address_line_2 | Address2 | 建物名・部屋番号。 |
note | Notes | 店舗スタッフ向けの自由記述メモ。 |
取り込まれない項目
- カナ氏名(
LastNameKana/FirstNameKana) — Square にはカナフィールドが無いため空。 - 性別(
Gender) — Square Customer Directory の標準項目に無い。 - Square 側のグループ(
group_ids) — Square のグループ機能は RR のMembershipLevelやTagsとは粒度が異なるため、現バージョンでは取り込まれません。 - Square 側のセグメント(
segment_ids) — 自動計算される動的セグメントのため、RR 側に転写する意味が薄く未対応。
マッチングと新規登録
Square から新しい顧客情報が届くと、RR 側で既存顧客との同一人物判定が以下の順で行われます。
MembershipCode(Square のreference_idと完全一致)Email(小文字・前後空白除去後の完全一致)Phone(E.164 正規化後の完全一致)
いずれもマッチしなければ、新規顧客として CRM に追加されます。マッチした場合は既存顧客の情報が更新されます(フィールド単位の last-write-wins)。
同期のタイミング
- 会員登録・更新(Square → RR):Square Webhook(
customer.created/customer.updated)で数秒以内に CRM に反映。 - 定期バックアップ:Webhook が届かなかった場合に備え、1 時間ごとに
SearchCustomersAPI で差分取得。 - RR → Square:アプリで顧客が会員登録・情報更新を行った瞬間に、Square の
CreateCustomer/UpdateCustomer呼び出しがキューに追加。通常数秒〜数分以内に反映。
注意点
- Square 側で顧客を物理削除すると、RR 側でのマッチングが効かなくなります。Square ダッシュボードからの削除は慎重に行ってください。
- Square の
reference_idをスタッフが手動で書き換えると、RR 側のMembershipCodeマッチングが切れます。会員番号として扱うフィールドは、登録後は変更しない運用を推奨します。 - Square の
addressは構造化フィールドですが、店舗スタッフが UI 上で「番地」と「建物名」を区別せずにaddress_line_1に全部入れているケースが多く見られます。その場合Address2は空になります。 - Square のグループ・セグメントを RR のタグとして活用したい場合は、開発チームまでご相談ください。
関連ガイド
- CrmCustomerDto リファレンス(開発者向け)— 正規モデルの全フィールド仕様
- スマレジ・Square との会員情報双方向同期
- Square 取引データとレシートローラー取引データのマッピング
- Square の POS 連携設定
公開日: 2026-05-29
更新日: 2026-05-29
関連記事
-
SquareのPOS連携設定SquareのPOSをレシートローラーと連携する手順を説明します。OAuth認証で簡単に接続でき、会計データがリアルタイムで同期されます。
-
Square連携による従業員同期Square POSで登録済みのチームメンバーをレシートローラーの従業員として一括同期する方法を説明します。二重登録の手間を省けます。
-
Square スタッフデータとレシートローラースタッフデータのマッピングSquare Team Member がレシートローラーのスタッフデータ(StaffDto)にどう関連付けられるかを説明します。手動リンクの運用方法、取引データの担当者解決ロジック、Team Member API の主要フィールドまでまとめています。
-
スマレジ・Square との会員情報双方向同期レシートローラーの会員情報は、連携している POS(スマレジ・Square など)と双方向で同期されます。本記事では、双方向同期の仕組み、同期される項目、同期のタイミング、競合時の優先順位、対応 POS、設定方法、トラブルシューティングをご案内します。
-
POSとの連携レシートローラーと連携できるPOSシステムの概要と、接続方法を説明します。Square・スマレジに対応しています。