レシートローラー 1.4.193 リリースノート
本リリース 1.4.193 では、前回 1.4.168 以降に開発を進めてきた 「データを“見える化”するだけでなく、AI と一緒に意思決定する」 をテーマに、AI エージェント連携用の MCP サーバーの新規公開、月次レポートのインテリジェンスパネル、商品別 ABC 分析、来店分析、商品需要予測、離反予兆スコア、前年同月比較・複数店舗比較、ネイティブ店舗アプリ向け API の複数組織対応など、多数のアップデートを公開しました。
サービスはこちらからご利用いただけます: https://receiptroller.io
主なアップデート内容
AI エージェント連携用の MCP サーバーを新たに公開しました
Claude などの AI エージェントから、レシートローラーの店舗データに 直接質問できる MCP(Model Context Protocol)サーバー を新たに公開しました。「先月の売上は?」「離反しそうなお客様は?」といった自然言語の問い合わせに、AI がそのまま店舗データを参照して回答できます。
- エンドポイントは
https://mcp.receiptroller.ioです。MCP 対応の AI クライアント(Claude Desktop / Claude.ai / 各種 IDE 連携など)から接続いただけます - SNS 連携(アカウント・投稿・分析・コメント)と、売上分析(KPI・推移・アドバイス・予測・商品・来店・離反・複数店舗比較)の 読み取り系ツールを多数公開 しました
- 1 つのアクセストークンで 所属する全ての組織を横断照会 できる「ユーザースコープトークン」方式を採用しました。組織はツール呼び出し時に指定します
- OAuth 2.0 + PKCE + Dynamic Client Registration に対応しており、AI クライアント側での設定はワンクリックで完了します
月次ダッシュボードに「インテリジェンスパネル」を追加しました
月次の財務・売上ダッシュボードに、店舗データを自動分析して すぐ動ける示唆カード を表示する「インテリジェンスパネル」を追加しました。毎朝自動で更新され、必要なときに「再生成」ボタンから手動更新も可能です。
- トレンド分析 — 月次売上の前月比・前年同月比を、当月分は月末見込みに補正したうえで比較します
- 月末予測 — 過去実績と曜日季節性をもとに月末売上を予測し、ばらつき幅から信頼度を提示します
- 異常検知 — 売上が普段の傾向から大きく外れた日を自動でハイライトします
- カテゴリ構成変化 — 主要カテゴリの売上構成比とそのシフトを検出します
- 商品需要予測 — 売れ筋上位 5 商品の今後 14 日間の予想数量を提示します
- 離反予兆 — 来店間隔・来店頻度・購買金額から「離反しそうなお客様」をスコアリングします
- カードは重要度(要対応 / 注意 / 機会 / 情報)の順に自動ソートされます
商品別 ABC 分析・期間指定での売上分析を追加しました
商品単位の売上を、パレートの法則に基づく A / B / C ランクで自動分類 する画面を追加しました。「主力商品はどれか」「育てるべき商品はどれか」をひと目で把握できます。
- 商品別の売上金額・数量・客数・粗利を、A(累積 70%)/ B(累積 70-90%)/ C(残り)の 3 ランクに自動分類します
- 「今月」「先月」「直近 7 日 / 30 日 / 90 日」のプリセットに加え、任意の期間を指定 して分析できます
来店分析(時間帯・曜日・新規/リピート)を新設しました
レシートデータから来店傾向を可視化する 来店分析画面 を追加しました。混雑する時間帯や、新規/リピート比率の推移をひと目で把握できます。
- 時間帯別・曜日別の来店ヒートマップを表示します
- 時間帯別の来店数 / 客単価 / 売上の棒グラフ、曜日別の同指標を表示します
- 新規/リピート別の月次推移 をスタックグラフで表示し、リピート比率の変化を追えます
- 来店者数に対する成約率(コンバージョン)の参考指標も合わせて表示します
離反予兆スコア・商品レコメンドを追加しました
来店履歴から 「離反しそうなお客様」を自動スコアリング する機能を追加しました。CRM 顧客情報と連携しているため、来店間隔・購買金額・最終来店日をもとにリスクの高い順に並びます。
- 最終来店日・来店頻度・購買金額の 3 つの指標から離反リスクを算出します
- 過去の購買履歴から 「この顧客が次に買いそうな商品」 を一緒に買われやすい商品の傾向から提案します
- 離反リスクが一定以上の顧客はインテリジェンスパネルにも「離反予兆カード」として表示されます
前年同月比較・任意期間・複数店舗比較に対応しました
組織レポートと店舗レポートの両方で、前年同月との比較・任意期間の指定・複数店舗のオーバーレイ比較 に対応しました。
- 月次推移グラフに前年同月の値を重ねて表示し、ツールチップで前年同月比の変化率を確認できます
- 組織レポートで店舗ピッカーから 複数店舗を選んで重ね表示 できます
- 同等の比較は API / MCP ツール経由でも行えます
売上系 REST API を新たに公開しました(/api/v1/sales/*)
店舗管理画面で表示している売上分析データを、外部システムやモバイルアプリから直接取得 できる REST API を公開しました。スコープは sales.read です。
/api/v1/sales/kpis、/trend、/advice、/forecast、/products、/visitors、/churn、/recommendations、/multi-trendの各エンドポイントを公開しました- 同じデータは MCP サーバーの
sales_get_kpis/sales_get_trend/sales_get_advice等のツールからも取得できます
ネイティブ店舗アプリ向け API の複数組織対応
1 人のオーナー様が複数の店舗・複数の組織を運営されているケース向けに、1 つのアクセストークンで全組織を横断照会 できるよう API を拡張しました。Android / iOS のネイティブ店舗アプリ開発を見据えた整備です。
- 店舗・POS・売上・SNS・顧客・チラシ等の主要 API が、クエリパラメータ
?organizationId=で対象組織を切り替えられるようになりました GET /api/v1/me/organizationsでユーザーが所属する全組織一覧を取得できます- すべての呼び出しは 所属組織のメンバーシップ検証 を経るため、他組織のデータが見えてしまうことはありません
過去データのバックフィルと月末見込み補正
店舗データの精度を上げるため、POS 取引データから過去の月次集計を再構築 するバックフィル機能を追加しました。新しく POS 連携した店舗様でも、すぐに過去のトレンドを参照できます。
- 月次トレンドグラフの当月分は、月末までの見込みに 自動補正 したうえで前月と比較します。月の途中で「先月より下がった」と誤検知されることがなくなりました
- 月次推移グラフの棒が値に応じて正しくスケールしない不具合を修正しました
その他の修正・改善
- 店舗の「レポート」へのナビゲーションリンクを修正しました
- ヘルプページの表示を高速化しました
- 夜間に自動更新されるアドバイスの一部が表示されないことがあった問題を修正しました
関連ヘルプ・サービス紹介ページ
今後の予定
今後のアップデートでは、Android / iOS 向けネイティブ店舗マネージャーアプリの本リリース、MCP サーバーの書き込み系ツール(投稿予約・顧客連絡など)の追加、来店分析からのキャンペーン自動提案、レシート発行時のリアルタイム通知連携、店舗の月次ダッシュボードの本リリースなどに取り組んでいく予定です。「こんな機能が欲しい」というご要望は、機能リクエストページ からいつでもお寄せください。
レシートローラーをご利用いただきありがとうございます。ご意見・ご要望は店舗管理画面の「お問い合わせ」よりお寄せください。